日本の自殺

このタイトルの論文が月刊文芸春秋3月号に掲載された。

この論文はもともと1975年に書かれ文芸春秋に掲載されたものを朝日新聞の主筆

が今年の1月に朝刊一面で取り上げ「日本の自殺」がかってなく現実味を帯びている

として注目しなおしたものだそうです。

37年前と言えば私は大学を卒業して就職するころで自分は未だ希望と若さにあふれていた頃で、ある意味何も怖いものが無いというか何も失うものがなかった素の自分の時代でした。

 この論文はローマ帝国滅亡の歴史と対比して日本の進んでいる方向を考察している

が、これは近年のローマ帝国関係本の人気や過去にあったモンゴル帝国の話にダブら

せて現代民主主義の衰亡を考えることを現代人が欲しているからだと思いますし、私

自身10年近く前よりその事をずっと考えさせられ、興味を感じてきたことです。何故ロー

マ帝国は滅亡したか?あれだけの強大なモンゴル帝国がなぜ滅亡したか?

・・・「諸文明の没落の原因を探り求めて、我々の到達した結論はあらゆる文明が外からの攻撃によってではなく、内部からの社会崩壊によって破滅するという基本的命題であった。」トインビーによれば諸文明の没落は根本的には「魂の分裂」「社会の崩壊」による「自己決定能力の喪失」にこそある。文明の没落は社会の衰弱と内部崩壊を通じての”自殺”だったのである。この自殺のイデオロギーに共通するものは、極端な平等主義のイデオロギーであると言う事ができる・・・

としている。興味深い記述として紹介してこの回は終わり、その実態として驚くべき話を次回にしたいと思います。
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by sun-logi | 2012-03-10 09:38 | 社会一般 | Comments(0)