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二番底・大恐慌

最近、私の身近な人から景気についての話をよく聞かれることと、

エコノミスト等によりマスコミ等で「二番底」・「大恐慌」の言葉を使い

不安を煽る発言がちょくちょく見られるので、ここで過去の私の発言を

振り返り、今思っていることを書きたいと思います。


2008年9月のリーマンショック以降に出版された本(2010年1月)で

「最悪期まであと2年!次なる大恐慌・監訳神田昌典」
をその当時一生懸命読んで、

非常な影響を受けた記憶があり、又身近な人にその内容について話した事を思い出す。

この本は人口統計などを駆使してあらゆる要素を数値化し科学的に景気というものを

分析した考えで、その上で2012年には世界中に最悪期がやってくるとの結論を出した本でした。


私は学生時代に財政政策を少しかじり、その時にこの本の基底となっている景気循環論

読んだ事もあり”景気の持っている波”について興味を持っていた。

それがこの本で見事に記憶が蘇えったのでした。又監訳があの有名カリスマ経営コンサルタント

の神田さんとあり、経営コンサルタントがこの本の監訳することも意味深いと考えた。

そんな事から2010年の初めから私は事ある毎にこの話をしたが、あまり皆さんには聞いて貰える

状態ではなかった。というのは皆さんあまり悲観的なことは誰でも聞きたくないから

(特にリーマンショック後は)・・・が理由だと思うが、

その後マスコミにもこの話は取り上げられなくなっていった。

しかし、3・11の震災が起こり、これが私にそのことを思い出させ、震災が世界経済に

最悪の状態をもたらすのではと心配したが、今の所そのような状態ではないが

世界経済が最悪期に向かってどんどん進んでいる事に違いはないようである。

最近の株価・世界経済の動向・政治の動向などから、底辺に流れている基調は

非常に厳しいと肌で感ずるのです。

残念ながら今の日本のマスコミは機能不全でNHKを初め原発問題と政争に夢中で

国民に世界の動きを伝えていないように思います。

ここで、もし世界経済が最悪期に突入すればどうなるか?ですが、

過去の世界の歴史に見るとここで戦争なり血生臭い事が起こり、景気が回復基調に

変わっていくのです。悲しいですがこれが過去の歴史であり現実です、

又そうなる可能性が高いのも事実です。悲しくなる事を書きましたが、

じゃあそうならないにはどうするかが今の我々に課された課題です。

非常に重い問題ですが、逃げられない課題となるでしょう。

自由競争などといった言葉は、その時は完全に消えているでしょう。

、”政治は経済に先んずる”の原則が露な時代到来です。

それが統制経済の時代、そしてまた景気は循環していくのです。

そして、それにどれだけの時間が必要なのか?これからじっくり見ていきましょう。
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by sun-logi | 2011-08-24 11:02 | 経済問題